STORY STAY
来週、
葉山に住もう
一週間、葉山に住もう。
海が好きな私たちは夏になると葉山に向かう。
大人っぽい静かな海辺は夏でも他の観光地より静かに過ごせる。
海の家も大人っぽいところも多くて、
ボサノバのライブがあったり、
時々有名なアーティストも来たりする。
結婚してから20年。
毎年夏は葉山と決めていた。
ほとんどが日帰りだ。
子供が高校生になってからは、
もう一緒に来てくれなくなったけど、
それはそれで大人の二人時間で気ままに
過ごす時間だった。
行きは僕が運転し、お酒を飲むので
帰りは妻が運転して帰る。
隣で寝ることもあったなあ。
そんなリズムで今年も楽しい夏が終わった。
そんな時。妻が急に、
『今度一週間は葉山に住まない?』と
言い出した。
一週間てなんだよ。
確かに僕は最近リモートワークがほとんどだ。
一週間外にいても全く問題ない。
時々会議の招集がかかるけど、
確かに葉山からなら逗子駅から東京はすぐだ。
うんいいんじゃない?と。
そこで予約を入れてくれたのが、
このMAISON D:E VACANCES 葉山だった。
80年の古民家をリノベしたということで、
どんなに変わったのかも
ちょっと興味を持った。
夏はそれなりに高額だが、
冬は連泊プランもあり、
意外とリーズナブルだ。
キッチンもあるから自炊もできる。
しこたま美味しいものを買い込んで、
お酒もたくさん持っていこう。
海辺に行きたい時に行ける。
インスタグラマーとして
少しだけ頑張ってる妻は
その部屋からライブをするんだと
意気込んでいた。
当日、いよいよ引っ越しの日だ😀。
洗濯機もあるので衣服などは必要最低限で、
とにかく美味しいものを食べて、お酒を飲んで
初の海辺暮らしを楽しみたい。
そうだ、忘れていた油絵も
久しぶりに描いてみよう。
なかなか進まなかった
ネットフリックスの映画も見たい。
朝は美味しいコーヒーの豆を買っておいた。
妻は美味しいレストラン、カフェ、
地元のスーパーなども
すでにチェック済みらしい。
さあ、出発だ。
なんだかこの時点でも、
僕たちはすでにかなり楽しんでいるようだ。
そうそう、準備をしていたら、
息子も一泊遊びに来たいと言い出した。
なんか、いいね。
葉山暮らしは一週間でも
その前から十分楽しめる。
END.