STORY STAY
家族の秘密基地
城ヶ島にあるこの施設を知ったのは、
東京から1時間半で行ける自然の多い
子供の遊び場としての
城ヶ島を見つけた時だった。
どうせなら2泊くらいはして
色々と楽しめたらと思って探したのが
この施設だった。
遊び場の中に家がある。
そういう感じが気に入った。
『子供達の秘密基地』
そういうイメージだ。
クルーズ船というコンセプトも面白い。
船に乗って目的地へいき、
そこで遊びまた船に乗る。
実際にクルーズ船に乗ったことはないけど、
そういうふうに宿を考えると、
ちょっと楽しそうだ。
まずは船長をパパにして、
行き先とかも決めてもらおう。
行き先の候補選びだ。
私なりにgoogleMapを使って
遊び地図を作ってみた。
これはまさに、宝の地図だ。
冒険して何かをつけるかの如く、
みんなで新しい経験をしていく。
我ながら、冴えてる!
まずは部屋に入ったら、役割を決めよう。
そうだここはクルーズというのが
テーマだった。
だから、船長はパパ、調理師はママ、そして子供たちは船員だ。
パパが行き先を決めて、
船員と行き先で楽しむ。
ママは美味しい食材を仕入れ、
夜はおいしくもてなす。
ざっくりと決めていた。
到着した当日、施設でその地図を
みんなに配る。
パパが、『出港しまーす!』と
ベルを鳴らした。
ノリノリでありがたい。
こんな感じで始まった城ヶ島冒険の旅。
裏山に登り、海を眺める。
下に降りると
タイドプールのある磯場に到着する。
そこで水着に着替えて海遊びを堪能。
いろんな虫がいて子供達にとっては都内のプールじゃない体験は初めてなので
全てが新鮮のようだ。
夕方から三崎漁港に買い出しに行き、
新鮮なお刺身、
子供達には嬉しい魚の
ハンバーグなどを仕入れた。
夜はキッチンでワンプレートご飯を用意した。
シアターでディズニーの海のアニメを見て、
気分がみんな上がる。
それぞれの部屋に戻り寝る。
1日目はそんなこんなで終わった。
二日目は城ヶ島を出て、三崎漁港の潜水艦に。
こんなに魚がいるんだと驚くほど寄ってくる。
かっぱえびせんを買ってカモメたちに投げると食べに寄ってくる。
東京では絶対できない体験だ。
そして午後は生け簀にチャレンジ。
残念ながら何も釣れなかったけど、
一匹プレゼントしてもらった。
今日はBBQの予定だったので、
BBQコンロを使って焼いて食べてみた。
さっきまで生きていたからね。な
んか不思議だけど美味しいねって。
この肉だって元々生きてたんだからね。
感謝しないとね。
そんなこんなで迎えた最終日。
施設の前から出ている船に乗りたいと、
子供と私でその船でチェックアウト。
パパは車で先回り。
あっという間に向こう岸に着いてしまい、
みんなで大笑い。
帰り道はあたり一面の道を通り、
農家でスイカが売られてたので
買ってお土産に。
東京で買うより安くて大きい。
これは最後の最後にお宝発見だ!
子供たちは半分ずつ食べると言ってるけど、
むりでしょ。
そんなこんなで楽しく冒険した3日間。
東京で生まれ育った私たちと、
まさに今育っている子供たち。
ちょっと伸ばせばこんな冒険ができることが
すごく楽しくて、
来年も夏の冒険を
今から計画しようと思っている。
END.